26.プロジェクトの成否はスタートにあり

当社では、ウェブサイト制作をするとき、見積もり金額の約半分を「何を作るか」に費やします。なぜなら、私たちのゴールは、ウェブサイトを作ることではなく、その結果、成果(収益)をもたらすことにあるからです。

ものづくりというのは、無限の選択肢の中からたくさんの選択を積み重ねることです。制作者の選択によって、出来上がるものは大きく異なり、それによって得られる成果も大きく変わります。お寿司が食べたいという人に焼き肉を提供しても喜んでもらえないでしょう。

重要なのは、うまく作ることよりも何を作るか、なのです。

25.八方美人からの脱却

人生も経営も、海に航路を描くようなもの。
決められた道はなく、自分自身の選択が道になる。
やるべきことはなく、付き合うべき人もいない。
全部自分自身が選び、つかみ取るもの。
自分が関わる人たちに求められるものから自分を定義してはいけない。
自分自身がそれをやりたいかどうかだ。
誰にでも好かれようと思うと、その決心が鈍る。
自由に生きるためには、否定し、断ることが必要。
恋愛と同じで、八方美人では本当の人間関係は築けない。

23.環境が人を作り、最大の環境は人である

当社では、日経新聞のほかに、日経ビジネス、ハーバードビジネスレビューを購読しています。ネットではウェブ業界の情報ばかりが入ってくるので、社会の平均的な話題や、世界の話題に触れ、自分自身の視点が業界の視点に凝り固まらないようにするためです。

人は情報から世界観を形成し、それを前提に決断をします。
そして、もっとも多くの情報をもたらすのは人です。
だからこそ、自分が囲まれている人によって自分が出来上がるとも言えます。
常日頃から情報を共有する人たちと価値観が似てくるということです。

人は自分と似た価値観の人といると、どんな話をしても話が合い、ストレスが少ないので、ついつい似た価値観の人たちで集まってしまいがちです。
しかし、その枠から一歩外に出ると、今まで当たり前と思っていたことがかならずしも当たり前ではなく、違う価値観もあることに気付きます。
そこで自己否定が生まれ、次の段階への成長につながるのです。

尊敬できる自分になるには、尊敬できる人たちに囲まれて過ごすことです。
また自己革新をするには、自分と価値観の異なる人たちに囲まれて過ごすことです。

21.フォーカスアンドディープ

やるべきことはたくさんある。

すべてに手を付けることはできない。
また、手を付けても、やり遂げるのはさらに難しい。
一つのことをやり遂げているか。
できていないなら、もっと絞り込んで、もっと徹底的に掘り下げよう。

どんなことでも、本当にやりぬくと、大きく何かが動く。
やっても効果がなかったら、まだまだやりぬいていないということ。