経営者にとって会社は自分自身であり、会社案内であるコーポレートサイトは自分のプロフィールのようなものです。そして、経営者が事業をコントロールするのは簡単ではありませんが、コーポレートサイトは指示さえすれば変えられます。だからこそ、ウェブサイトは経営者の価値観が色濃く出ます。
単に表面のデザインがかっこいいだけ、動きが派手なだけの自慢のようなサイトになっていないか。発言の一つ一つに魂がこもっているか、メッセージがあるか。それとも当たり障りのない内容に終始しているか。また、事業の見せ方としても、部署ごとの事業のサマリーになってしまっていないか、それとも戦略が伝わる、フォーカスされた内容になっているか。
また、古くから採用を大事にしていない会社は伸びないと言いますが、求人ページを見れば採用に対する姿勢もわかります。企業との接点として、接触回数が最も多いのは、かつてはマス広告や店頭での商品でしたが、最近では企業を知る上でもっとも多く接触するのはウェブサイトになってきました。だからこそ、ウェブサイトは企業がお客様に対してどのような姿勢を持っているかをもっとも雄弁に語っているのです。